落ち着いて対処するため、攻撃を確実に当てるため、また、ボーナスの活用のためなど、V.A.T.S.の使いどころは多い。このV.A.T.S.の使用回数はAPと使用武器の必要AP量によって決定される。ところでAPはAgilityとperk(trait)によって増減するが、もっとも効果的なAPの増やし方とはどのようなものだろうか。これについて考えたい。
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- APに関係するperk(trait)
- 関係するperkのおさらい
- APについての考察
- 回復速度をとるかか、最大値をとるか
- "Nerves of Steel"の効果についての考察
- "Grim Reaper's Sprint"は有用か
- "Grim Reaper's Sprint"の効果についての考察
- 「消費AP 10%減少」は魅力的か
- 「消費AP 10%減少」の二つのスキルについての考察
- "Action Boy"/"Action Girl"について
- AP +15の効果についての考察
- 最序盤のtrait振り分けについて
- ゲーム開始からレベル2までの考察
- Agilityの値について
- Agilityの適正値と効用についての考察
APに関係するperk(trait)
まずはAPに関係するperkを並べておく。
- Kamikaze
- 習得レベル:0(Traitで習得可能)
- 長所:AP +10(、Traitで習得可能)
- 短所:DT -2、Traitを1つ使用
- Small Frame
- 習得レベル:0(Traitで習得可能)
- 長所:AP +3(、Guns +2、Sneak +2、AGI +1による効果)
- 短所:手足が折れやすい、Traitを1つ使用
- Intense Training → Agility
- 習得レベル:2以降
- 長所:AP +3(、Guns +2、Sneak +2)
- 短所:特になし
- Math Wrath
- 習得レベル:10以降(Science 70が必要)
- 長所:消費AP 10%減少
- 短所:Scienceが必要
- Plasma Spaz
- 習得レベル:10以降(Energy Weapons 70が必要)
- 長所:プラズマ系武器の消費AP 10%減少、"Math Wrath"に比べてskillが合致している
- 短所:プラズマ系武器に限定される
- Action Boy/Action Girl
- 習得レベル:16以降(AGI 6が必要)
- 長所:AP +15(2回取得可能)
- 短所:特になし
- Grim Reaper's Sprint
- 習得レベル:20以降
- 長所:V.A.T.S.で止めを刺すとAP 20回復
- 短所:"Mysterious Stranger"、"Miss Fortunate"と相性が悪い
- Nerves of Steel
- 習得レベル:26以降(AGI 7)
- 長所:APの回復速度上昇(英wikiによると"20% Faster AP regeneration."、二割増し )
- 短所:特になし
- Beautiful Beatdown
- 習得レベル:Challenge達成
- 長所:Unarmedの消費AP 10%減少
- 短所:特になし
APの値、回復速度
APの値
APの計算式は"65 + (AGI x 3)"である(国内の情報はFo3の使いまわしだと思われるため、海外wikiを採用)。AGIを初期値通りの5とした場合、APは80となる。よってAP=80を基準値とする。
APの回復速度
perkの補正をのぞいて、APが0から完全に回復するまで16.66秒となっている。"Action Boy"などで仮にAPが80から115になった場合は、(Perkの増加分は回復速度に影響しないため)23秒以上かかる(英wikiより)。
APについての考察
回復速度をとるかか、最大値をとるか
APの回復速度を2割向上させるperkの"Nerves of Steel"は、APが0から完全に回復するまで16.66秒かかるところを13.33秒に短縮する。これはつまり、"Nerves of Steel"なしで0から64まで回復するころに、"Nerves of Steel"ありは80回復していることになり、その差は16である。武器ごとの必要APは大体20弱から40程度までであり、多いものでは60ほど必要とする。計算してみたところAPの最大値改善は、二度以上のAP回復を待った場合に不利になる。したがって"Nerves of Steel"は、APが回復しきる暇もなく連戦する場合に限らず、ほとんどの戦いで、非常に効果的であることを意味する。戦闘好きは、AP改善のperkのうち"Nerves of Steel"を必ず習得する必要がある。
"Nerves of Steel"を必要としないのは、「APを十分に確保して、出会いがしらに確実に一体以上VATSで倒しきり、APが回復しきるまでは無理に攻撃しない」プレイスタイルであり、この場合は"Action Boy"や"kamikaze"の効果を重ねて、APの最大値を改善するほうが望ましい。
"Grim Reaper's Sprint"は有用か
VATSでとどめを刺すとAPが20回復するのが"Grim Reaper's Sprint"であるが、先に結論を書くと、銃撃戦中心であるプレイスタイルでは有用である。APの最大値が80で"Nerves of Steel"なしの場合はAP最大値までの回復が4.2秒弱改善する。"Nerves of Steel"ありの場合は3.3秒改善する。とどめにVATSが使用できる状況下では、AP関係のperkのうち最も効果が高い。
ただし、レベル20のperkには"Ninja"と"Solar Powered"があり、白兵戦や屋内を意識する場合は優先的に取るものではないといえる(銃撃されながらも落ち着いて接近して殴りかかる度胸があれば、"Ninja"の方がいい)。
「消費AP 10%減少」は魅力的か
「消費AP 10%減少」が"Kamikaze"のAP +10と比べて特別良いとは言えない。"Kamikaze"にはDT -2のペナルティがあり、APの全回復が待てない長期戦になる場合は「消費AP 10%減少」が効果的である。が、「消費AP 10%減少」は、どちらもレベル10のperkである。取得まで10レベルかかることと、別のperkも考慮に入れると、"Kamikaze"のほうが楽に戦えると考えられる。
「消費AP 10%減少」を取る目的は、あくまでも戦闘に容易に勝つためである。そのために「消費AP 10%減少」の対抗となるものには、例えばレベル6の"Demolition Expert"、"Toughness"、レベル8の"Stonewall"、"Super Slam"、レベル10の"Finesse"、"Nerd Rage!"があげられる。どれも目的を持ったビルドの場合では、「消費AP 10%減少」よりも大きな効果が望めると思われる。
「消費AP 10%減少」は"Math Wrath"と"Plasma Spaz"の両方を取りプラズマ系の武器の効果を重ねる目的においてのみ有効かもしれない。ちなみに「消費AP 10%減少」の効果は、今までと同じく時間短縮の効果で見た場合は、消費AP量 40で1秒弱であり、消費AP量 20では0.5秒を切る弱々しいものである。
"Action Boy"/"Action Girl"について
個人的には難しいperkであるように思える。既に必要なperkを取っていった場合、レベル16以降で取得したいperkが各偶数レベルで1つ未満なら、間違いなく有用である。ここで問題になるのは、既に"Finesse"を取得していて、若干の近接ビルドを交えた場合である。対抗となる"Better Criticals"はクリティカルヒット時のダメージを50%増加させるもので、"Finesse"のクリティカル率5%増加と組み合わせたいところ。また、"ninja"はクリティカル率を向上させるのでこれらを組み合わせると近接無双ができるはずである。したがって、"Action Boy"/"Action Girl"はそれを上回る魅力があるかが焦点となってくる。
そこでクリティカルダメージについて調べてみたが、僕にはよくわからなかった。クリティカル時のダメージは別のダメージテーブルから算出されるが(この値はだいたい武器の威力と同じかわずかに下だが、元のダメージが大きいもの(例:100)は大幅に減らされている(例:60))、実際に敵に与えている損害は大きなものであるように見える。残念ながらダメージの算出方法を見つけられなかった。
"Action Boy"/"Action Girl"は、1取得ではAP消費30のVATSの0.5回分にあたる。主観では、これがクリティカルダメージ50%増加より効果的であるか疑わしい。クリティカルダメージを増加すれば「こっそりバキューン」で痛手を負わせるにとどまらず、一撃で葬れる機会も増える。逆に"Action Boy"/"Action Girl"が効果的であるビルドは、"Concentrated Fire"と組み合わせ、加えてVATS中のダメージ追加を多く取ることで、確実に相手の部位破損を狙うときだろう。
最序盤のtrait振り分けについて
最終的に"Nerves of Steel"を取得するためにAGI 7(ベガス手術の場合は6)にすることが前提にある。そのために"Small Frame"を選びAGI +1が考えられる。できれば手足への25%追加ダメージをチャラにするために"Adamantium Skeleton"(手足へのダメージが50%減少)を取得したいが、レベル14には他にも必要なスキルが多くある。修理に強くなる"Jury Rigging"の取得の方が、手足欠損の不利を上回るだけのものであることが予想される。なので前向きに捉えて、Challenge達成で取得可能な"Tough Guy"(crippl状態に50回なることで取得。手足へのダメージが20%減る)までは多少の不利を甘受するのが無難かもしれない。"Tough Guy"取得後は5%のペナルティで済む。
ところで僕は毎回、"Wild Wasteland"を取得しないと気が済まない(できればtraitは4つほど取りたいくらい......)ので、traitは1つしか選べない。よって"Nerves of Steel"は"Kamikaze"よりも優れいるかが問題となる。DT -2のペナルティがあるので、できれば"Toughness"でDT +3を確保して相殺したいところ。しかし"Toughness"はレベル6で、"Gunslinger"と天秤にかける必要があること、レベル4の"Educated"と"Comprehension"の二つ取りで干渉することから簡単に選ぶことはできない。ベガス手術でDT +4と相殺するのが無難か。
戦闘中はAGI +1よりもAP +10のほうが効果が大きいので、僕はここで"Kamikaze"をオススメしたい。
Agilityの値について
APの計算式は"65 + (AGI x 3)"であり、AGI 1につきAP +3、Guns +2、Sneak +2が増加する。ところでAPが0から完全に回復するまで16.66秒かかる。したがってAPはAGIを1増加させることで3増加し、1秒あたりの回復速度では0.18増加する。11秒で2ポイント分、回復速度が増加する。AP消費 20のVATSを発動させるためには112秒の経過を待たねばならないため、AGI 1増加によるAP回復速度は無視できるといってよさそうだ。
それでは初期値AGI 5とAGI 8はどれだけの差があるか。APの増加量も9になるため、無視できなさそうだ。AGI 5は1秒あたり4.80、AGI 8は1秒あたり5.34回復する。差は0.54ポイントで、これは20秒で11ポイントの回復量の差となる。"Nerves of Steel"(APの回復速度を2割向上させる)の4割強であり、またAPが9増加することを考えると、AGI 8の習得は、APに対し効果の大きいperk一つ分に匹敵する。
したがって、まず、"Nerves of Steel"の取得のために何らかの手段でAGI 6でゲームを開始しする必要がある。また、プレイスタイルによってはAGIをそれ以上に伸ばしても見合った効果があるだろう。AGIを8以上に伸ばす場合は、"Kamikaze"より"Small Frame"を選んだほうがいいだろう。なぜなら好戦的なプレイスタイルの場合は、Strength、Enduranceが十分でないと戦闘において不利になってしまうため、S.P.E.C.I.A.L.の割り振り時はそちらにもポイントを振る必要があるからだ。他の手段としては、"Intense Training"でAgilityに振ることも考えられる。しかし自分にとっては、これもStrengthかEnduranceに振るよりも優先的であるかは疑わしい。Strengthが7あれば、いくつかの近接武器を除いてペナルティなしで殆どが使用可能であるために、近接武器の要求STRを-2にする"Weapon Handling"を選択しなくても済むからだ。AgilityはCharismaかLuckを犠牲にしてあげるのも手かもしれない。どちらとも高く保つことで選べる選択肢が増えるが、戦闘狂として楽しむつもりなら、双方から1ずつ移し替えても対した痛手にはならないと思われる。仮に10まで伸びれば、5よりもAP +15、AP回復速度 +0.9となり、明らかに違うプレイスタイルを可能にするだろう。なお"Better Criticals"はLuck 6が必要なため、取得を考えている場合はLuckを下げてはならない。
